こんにちは!
IdeaRESTスタッフIKUです
先日、11月2日に 明治神宮外苑 TOKYO DESIGNERS WEEK 中央会場 特設ドームにて開催された
経済産業省主宰「COOL JAPAN TOKYO-CONFERENCE」の模様がUstream動画で配信され、
とても興味深く拝見しました。
COOL JAPAN=かっこいい、にっぽん。
日本人のもつ繊細さ、「わび・さび」の文化、こつこつと緻密で丁寧なものづくり、
MIXの巧さ、行き届いたサービス、それを提供する技術と知恵。
普段、何気なく行っている習慣にも在る、潜在的な「美意識」など・・・
今、海外で「COOL JAPAN」と注目されるものには、食・工業技術・ファッション・マンガ/アニメなど、
様々なジャンルに広がり、「今後、これらをさらに意識的に発信してゆくべきだ。ではどのように?」
というところが、主なテーマだと思うのですが。
すてきな日本の姿、優秀な技術は、やっぱりたくさんの人に知ってもらいたい。
そして、取り入れて活用してもらって、双方の利益につなげたい。
特に、「日本の食のすばらしさ」を海外の人々に伝えるにはというのは、
我々IdeaRESTにとっても大切な課題です。
折良く、NHKの夕方の番組で、日本に訪れる外国人旅行者についての特集がありました。
カウンターのみの昔ながらの焼き鳥屋さんに、インターネット・同郷の旅行者の口コミを頼りに訪れた
外国人観光客がずらりとカウンターに並び、そのおいしさや雰囲気を賞賛する様子や、
ボランティアガイドが「デパ地下」を1時間半かけてじっくりと案内するツアーなどが紹介され、
近年、日本の観光の第一義が「ショッピング」から「食」へとシフトしてる姿が伝えられていました。
日本の文化と外国をつなぐために必要不可欠なのは、やはり「言葉」。
希望を聞きながら適切な店を探し、予約の手配まで請け負うという
外国人旅行者が英語で利用できる電話によるレストランガイド(有料)が人気であったり、
「メニューに英語表記がある」というだけでも、外国人旅行者が店を選ぶ大きなきっかけになる。と。
セッションのなかにも度々登場していますが、今、ここにある日本の「COOL」を、
「紹介し」「 体験させ」「 取り入れて」もらうために、
双方の文化と素晴しさを良く知りアレンジできる、優れた「コーディネーター」の役割も
とても重要ですね。
私達も、そんな食文化の架け橋になれるよう、もっともっと勉強し、経験を重ねて行かなければ
そして、「日本の味」はもちろん、日本のサービスに在る「気働き」のようなエッセンスを、
言葉の壁を超えて人の心に響く“共通言語”を介して、そのすばらしさが伝えられたら、と思うのです。
飲食店の海外展開についても、きっとなにかヒントが発見できるかもしれません。
ご興味のある方は、是非、ご覧になってみて下さい。
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【動画①】http://www.ustream.tv/recorded/10590267
■基調講演「クール・ジャパンを日本人が再発見する」
松岡正剛氏(編集工学研究所所長/日本文化研究者)
■セッション1「クール・ジャパンを生み出す日本のソフトパワー」
・モデレーター:生駒芳子氏 (ファッションジャーナリスト)
~パネリスト~
・佐藤可士和氏(クリエイティブディレクター/多摩美大美術学科客員教授)
・杉山知之氏(デジタルハリウッド大学学長)
【動画②】http://www.ustream.tv/recorded/10591103
■セッション2「クール・ジャパンを支える日本のものづくり」
・モデレーター:隈研吾氏(建築家/東京大学大学院工学系研究科教授)
~パネリスト~
・奥山清行氏(KEN OKUYAMA DESIGN代表/工業デザイナー)
・鈴木一義氏(国立科学博物館)
・中村義明氏(中村外二工務店代表)
■セッション3「日本のライフスタイルとクール・ジャパン」
・モデレーター:楠本修二郎氏(カフェ・カンパニー代表取締役社長)
~パネリスト~
・木内博一氏(農事組合法人和郷園代表理事)
・ハリー・チェン氏(LA DITTA代表取締役社長)
【動画③】http://www.ustream.tv/recorded/10591843
■セッション4「日本がクール・ジャパンであり続けるためには」
・モデレーター:梅澤高明氏
~パネリスト~
・アレックス・カー氏(東洋文化研究者)
・ダニー・チュー氏(MIRAI代表取締役)
・鴻上尚史氏(作家/演出家)
■アドバイザリーボード座長挨拶 福原義春氏(資生堂名誉会長)