中国本土で飲食店を開業・出店する際に注意すべき「食材事情」とメニュー開発のポイント
こんにちは!飲食店の開業やアジアへの出店をお考えの皆様に向けて、今回は中国での出店に関する重要な情報をお届けします。特に、中国本土における食材事情については、事前に十分なリサーチと対策が必要です。最近、連日のように中国の食材に関する報道があり、その実態を目の当たりにして驚かされた方も多いかと思います。
中国での出店における「食材リスク」
昨年、上海に出張した際、現地の提携企業のスタッフから「どぶ油」という驚くべき話を聞きました。当初は信じがたい話でしたが、先日、実際に100人規模の逮捕者が出たという報道があり、あの話が事実であることが明らかになりました。
「どぶ油」とは?
「どぶ油」とは、下水に流れた油や廃油を再び回収し、濾過して販売するという違法な食用油のことです。驚くべきことに、現地の一部の飲食店では、この油を使っているという報告がありました。新しい油を購入するよりも安価であるため、こうした違法な油が出回っているのです。
他にも危険な食材事例が…
さらに、牛肉や豚肉の内臓や、通常は捨てられる部位を加工して食品に混ぜていた業者が逮捕されるという事件も報道されました。こうした事態に直面すると、現地での食材調達のリスクが改めて浮き彫りになります。
安全な食材を使ったメニュー開発が成功の鍵
中国本土で飲食店を開業する場合、信頼できる食品業者と提携することが重要です。弊社が提携している食品卸会社は、日本食を取り扱う大手ですが、現地の業者よりも価格が高い理由は、食品衛生シールの有無にあります。このシールは、食品の製造を保証するもので、中国の衛生局の査察時には必須です。
食品衛生シールの利点
このシールがない食品を使用していると、査察が入った際に営業停止や罰金が科せられる可能性があります。また、食品の出所が明確であることは、中国の富裕層や顧客に対しても信頼を得る重要な要素となります。
飲食店のメニュー開発における重要なポイント
中国での出店を成功させるためには、安全性を確保した食材を使ったメニュー開発が不可欠です。特に、ローカルの味覚に合うようなメニューを開発しつつも、日本食の特徴を活かした独自性のあるメニューを提供することがポイントです。食材の安全性をアピールすることで、現地の富裕層やグローバルな顧客層を取り込むことができます。
アジア地域への出店をお考えの方へ
中国やアジアでの飲食店開業をお考えの方は、信頼できる食品業者の選定や、食品衛生の徹底がビジネス成功のカギを握ります。弊社では、飲食店のアジア出店に関するあらゆるサポートを提供しています。メニュー開発、食材調達から店舗運営まで、ぜひお気軽にご相談ください!