企業の夏期休暇の長期化、余震・放射性物質汚染の不安や風評・・
今夏は、例年以上に「人のいない首都圏」が予想されます。

ー 絶対数が減少するマーケットで、いかにリピート客を増やすか。

求められる、店舗の「対応力」として、
今日は、サービス面からのアプローチについて考えてみましょう。

例えば、ランチタイムでは、
これまで滞留時間の短いサラリーマンを対象にし、回転率を重視していたお店でも、
“数の効果”が期待できない分、ドリンク+デザートをプラスしたセットメニューを用意して、
OL層を呼び込むなど、新たなターゲットを取込む工夫を。

そして、ディナータイムは、終業時間が早まり“長い夜”となりますので、
来店したお客様には、「一品でも多く」「一杯でも多く」料理やドリンクを愉しんで頂きましょう。

当ブログでも繰り返しお伝えしていますが、スタッフの「おすすめスキル」は、
「+1品」「+1杯」に大いに貢献します。

さらに、お客様にリピートして頂くための工夫として、
新商品や注力している商品の「試食・試飲」のサービスも良いでしょう。

各テーブルに、少量取り分けた料理や、小さなグラス1杯づつのドリンクを、
「おすすめトーク」と共にお客様に無料提供します。

「おすすめトーク」は、マニュアルの読み上げではなく、
お店が伝えたいキーワード(○○地方でしか取れない貴重な△△を使用した・・等)に、
スタッフのリアルな感動を一言プラスして伝える事。

おすすめするスタッフ本人がその料理に惚れ込んでいる理由を、例えつたなくてもそのスタッフの言葉で
熱意をもって伝えることで、聞く側の心に届きます。(スタッフに試食させる事が大前提!)

試飲のドリンクは、お客様のオーダーの内容によって好みがわかれば(焼酎・日本酒・ワイン・・)
そのジャンルのおすすめドリンクを提供する等、きめ細かさが行き届けば更に良いですね。

お客様との自然な会話も生まれ店内も活気づき、その時の追加オーダーにならなくても、
「次回はコレを食べてみたい」「○○が好きなあの人とまた来よう」という、
再来店動機につなげることが狙いです。

夏季限定で、これまでなかなか実践できなかったサービスを実行し、
「リピート客=ファン」を増やすチャンスに変えて行きましょう!