こんにちは!
IdeaRESTスタッフIKUです。
お立ち寄りくださり、ありがとうございます

今、糸井重里さんが主催するサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』で連載されているコンテンツ
『クロネコヤマトのDAN』のお話がすばらしく、前のめりで読んでいます。

ヤマトホールディングス社長木川氏と糸井さんが、震災からの出来事を対談しているのですが、

震災後、どんどん現地に救援物資が届くものの、
管理が行き届かず「必要な物が必要な場所に届かない」状況で大混乱している中、
気仙沼市はヤマトに、ロジスティックスの専門家として管理を一任。

たった2日で物資の山のひとつひとつに「所番地」をふり、
歯ブラシ1本から欲しい物がさっと取り出してすぐに渡せる仕組みを構築したそうです。

ヤマトをその道のプロとして信頼し、全権を一任した気仙沼市の判断や、
自衛隊までもが、その支配下に入って指示に従って動いたなど、
極限状態で「今、何をすべきか」を見極めた現場の人々のすばやい判断と行動が、
すばらしい結果に繫がっていたのだと、感動しました。

震災直後には、会社として支援体制を組み立てるずっと以前に、
ヤマト社員が自発的に「個人の判断で」救援物資の配送をはじめていたとか。

「現場判断で会社の車を使い、上司の承認も得ず、勝手にことを運ぶ。しかも無償で。
これはね、ふつうの会社なら、権限違反なんです。」

しかし、その姿勢に木川社長は「感動して涙がでた」「どんどん、自発的にやりなさい」と。
現場にいる人間こそ「今すべき」最善の判断ができる。
社員をとことん信頼しているからこその「現場主義」です。

なぜ、個人(社員)にそのような判断・行動ができたのか。
それが、「クロネコヤマトのDNA」だと。

 「ヤマトは我なり」=「ひとりひとりが会社の代表であるという意識をもつ」

この社訓が、社員のなかにしっかりと浸透していて、その意識が自発的な行動を促した、と。

飲食店に置き変えてみると・・・

飲食店の運営は「現場ありき」の最たるもの。
料理場・ホール・エントランス・・
それぞれの「現場」では、瞬間瞬間、ひとりひとりの判断・行動の連続です。

お客様は、自分が頼んだ「ひと皿の料理」、
オーダーをとってくれた「ひとりのスタッフ」との出会いで、
そのお店の印象を決定づけることも。

一品一品、ひとりひとりに、「お店の代表」としての高い意識がDNAとして浸透しているお店には、
共通して、凛とした美しさがあるように感じます

私も、IdeaRESTの企業理念に心から共感し、この会社で働ける事を誇りに思っています。
いつも「会社の代表である」との気持でひとつひとつの仕事をしっかりやらねば!と、
連載半ばにして、気合いを入れて頂きました