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飲食店開業に向けた資金調達|東京都中小企業融資制度での融資限度額の計算方法

こんにちは!今回も、【飲食店 開業・開店編】における資金調達に関する情報をお届けします。今回は、東京都の「東京都中小企業融資制度」を利用する場合の融資限度額の算出方法について解説します。

1. 東京都中小企業融資制度とは?

東京都中小企業融資制度は、最大2,500万円までの融資を受けられる制度です。この融資限度額は、自己資金の額に基づいて算出されるため、自己資金を正確に把握することが大切です。

2. 自己資金として認められる項目

自己資金として認められる資金は、以下の項目に基づいて算出されます。

A. 事業に充てるために用意した資金

  1. 預貯金:残高が確認できる預金通帳など。
  2. 有価証券:不動産担保証書や株券、手形、小切手などの証券類。
  3. 敷金・入居保証金:物件取得の際に支払った金銭。
  4. 資本金や出資金:資本金や出資金として用意した資金。
  5. 事業設備に要した費用:競合店調査費用、プロデューサーやコンサルタントへの相談料など、事業開始前に導入した設備やサービスにかかった費用。
  6. その他の資産:評価が可能なその他の資産額。

B. 借入額等

  1. 住宅ローンの返済額:残存返済期間が2年以上ある住宅ローンの年間返済予定額の2年分。
  2. その他の借入金:すべての借入金の合計額。

3. 融資限度額の算出方法

自己資金額が算出できたら、その金額をもとに、融資可能限度額を計算します。基本的には、算出された自己資金の同額から2倍程度が融資可能な範囲となります。

4. 融資制度の詳細について

ここでは、融資限度額の算出方法をご紹介しましたが、実際に融資を利用するには、他にもさまざまな条件があります。詳しくは、東京都の公式サイト「東京都中小企業融資制度」をご確認ください。

次回は「日本政策金融公庫」の融資について詳しく解説いたします。お楽しみに!