飲食店開業に必要な予備費の重要性｜出店費用の試算を完了させよう
こんにちは！今回は【飲食店 開業・開店編】の出店に必要な費用を試算するシリーズの最後として、《開業費》に含まれる予備費についてお話しします。予備費は、開業準備を進めるうえで、予測できなかった出費に対応するために設定する重要な費用です。
予備費とは？
予備費は、工事が終了し店舗が引き渡された後や、開業準備の最終段階で発生する追加の費用に対応するためのものです。具体的には、次のようなケースで予備費が活用されます：
- 人材採用にかかる費用の追加：求人広告を掲載しても良い人材が集まらず、再度広告を出す必要がある場合。
- 設備の追加購入：棚が不足していることに気づき、既製品の棚を追加購入する場合。
- 工事後の追加作業：店舗の引き渡し後に、のれん、メニューボード、ポスターボードなどの内装や厨房設備の追加工事を依頼する場合。
予備費の概算
予備費は、予測できなかった出費をカバーするために設定します。一般的な概算として、20万円以上を予備費として確保しておくことが推奨されます。実際には、店舗の規模や設備の種類により必要額が変わりますので、予算に余裕を持たせることが大切です。
これで【飲食店 開業・開店編】の「出店に必要な費用を試算する」シリーズは終了となります。ここまでお読みいただきありがとうございました！皆さんが飲食店開業に向けた具体的な費用のイメージを持てたことと思います。
次回は、【飲食店 開業・開店編】の「資金調達」をテーマにお届けします。今回試算した費用をもとに、実際にどのように資金を調達していくかを詳しくお話ししますので、どうぞお楽しみに！
